はじめに
「なぜ、うちの子が不登校に…?」 「私の育て方が悪かったのだろうか」
お子様の不登校に直面したとき、多くの保護者の方がこのような自責の念にかられますよね。そのお気持ち、よくわかります。
文部科学省の調査や研究によれば、不登校の原因は多岐にわたり、複数の要因が複雑に絡み合って起こることがわかっています。
この記事では、不登校の7つの原因パターンと、それぞれに対する基本的な対応の方向性をお伝えします。
不登校の7つの原因パターン
文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」をもとに、不登校の原因を7つのパターンに分類できます。
1. いじめを含む友人関係の問題
- 仲間外れにされた
- グループ内でのトラブル
- SNSでの誹謗中傷
小学生の9.2%、中学生の10.5%が「友人関係」を主な要因として挙げています。
2. 教師との関係
- 叱責が厳しい、または理不尽に感じる
- 自分を理解してもらえない
小学生の3.4%、中学生の3.7%がこのパターンに該当します。
3. 学業不振・学習についていけない
- 授業内容が理解できない
- テストの点数が取れない
- 周りとの差を感じる
小学生の4.6%、中学生の5.3%が学業を原因に挙げています。
4. 無気力・不安(本人の特性)
- 朝起きられない、体がだるい
- 漠然とした不安がある
- 「なんとなく行きたくない」
これが最も多いパターンで、小学生の51.8%、中学生の49.7%を占めます。
「なんとなく行きたくない」という状態、実は珍しいことではないんですよ。お子様自身も理由がわからず困っていることが多いです。責めるのではなく、まずは「そうなんだね」と受け止めてあげてくださいね。
5. 発達特性・感覚過敏
- 大人数の教室が苦手(聴覚過敏)
- 予定の変更に対応できない
- 刺激が多すぎて疲れてしまう
6. 家庭環境の変化
- 転居・転校
- 家族の病気や介護
- 両親の離婚
小学生の6.4%、中学生の3.8%がこのパターンです。
7. 生活リズムの乱れ
- 夜更かしによる睡眠不足
- ゲームやスマホの長時間使用
- 昼夜逆転
小学生の4.1%、中学生の11.0%が該当します。
「親のせい」ではない科学的根拠
根拠1:不登校の増加は社会的変化と相関している
同調査によると、令和4年度の不登校児童生徒数は約29万9千人(小中学生の約3.2%)。これは特定の家庭の問題ではなく、社会全体の変化が背景にあります。
根拠2:原因は複合的である
不登校の研究では、「単一の原因で不登校になる」ケースは少なく、多くは複数の要因が重なり合って起こります。
根拠3:同じ家庭環境でも不登校になる子とならない子がいる
きょうだいで一人だけ不登校になるケースは珍しくありません。これは、それぞれの子どもの感受性や特性が異なるためです。
同じ環境で育っても、一人ひとり感じ方は違いますよね。だからこそ、「育て方のせい」と決めつけることはできないんです。
タイプ別の基本的な対応の方向性
いじめ・友人関係の場合
- お子様の安全確保が最優先です
- 学校への事実確認と対応要請
- 無理に登校させないでくださいね
無気力・不安の場合
- まずは休息とエネルギーの回復
- 安心できる居場所の確保
- 「怠けている」と決めつけないことが大切です
発達特性・感覚過敏の場合
- 特性の理解(専門機関での相談)
- 環境調整(刺激を減らす)
- 得意なことを伸ばす
専門家への相談も大切に
| 窓口名 | 対応内容 |
|---|---|
| 札幌市教育相談室 | 不登校全般の相談 |
| 各区保健センター | 発達・育児の相談 |
| 札幌市児童相談所 | 専門的な心理相談 |
| 24時間子どもSOSダイヤル | いじめ・困りごと(24時間) |
ぷろらぼでのサポート
私たち「ぷろらぼ」は、札幌市西区にある放課後等デイサービスです。不登校のお子様の支援にも力を入れています。
お子様一人ひとりに合わせた個別対応
- 無気力・不安タイプ:まずは安心できる居場所として
- 学業不振タイプ:得意なこと(IT、音楽、料理など)を見つけて自信を取り戻す
- 発達特性タイプ:刺激の少ない落ち着いた空間
ぷろらぼでは、勉強を強制するのではなく、お子様の「好き」や「得意」を一緒に探す場所です。焦らず、お子様のペースで探究の旅を始めてみませんか?
保護者向け「問題解決シート」
お子様の状況を整理し、次のステップを一緒に考えるツールをご用意しています。
まとめ
不登校の原因は大きく7つのパターンに分類できますが、多くの場合、複数の要因が重なり合って起こります。
「親のせい」ではありません。
大切なのは、お子様の状態をよく観察し、安心できる環境を整えること。そして、専門家の力を借りることです。
一人で抱え込まず、まずは相談から始めてみてくださいね。ぷろらぼでも、無料見学・体験を随時受け付けています。お問い合わせお待ちしています。


最初にお伝えしたいことがあります。不登校は「親のせい」ではありません。どうかご自身を責めないでくださいね。